鉄塔設計関連

鉄塔設計関連 2016.12.11

基礎柱体に働くモーメント

鉄塔に下図の様な外力が作用した場合の基礎柱体に働くモーメントを計算してみます。

鉄塔に働く外力

腹材引付点を支点として、クレモナ図を描くと以下の様になります。

鉄塔のクレモナ図1

ここで、B脚の腹材引付点に作用する力を考えます。
腹材引付点には主材応力(f→5)と腹材応力(5→7)が作用し、その合力は(f→7)となります。
ここで合力の水平分力をQ、垂直分力をRとします。

鉄塔の腹材引付点に作用する力

QとRは腹材引付点位置に以下の様に作用します。

鉄塔の腹材引付点に作用する力

腹材引付点からyの位置でのモーメント(M)は下図より
M = Q・y – R・y・tanθ = (Q – R・tanθ)・y

モーメント

QB = Q – R・tanθとすると、基礎柱体に作用するモーメントは
M = QB・yで計算出来ます。

腹材せん断力

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