有限要素法(マトリクス法)による送電鉄塔の応力解析(その1)
3. 部材(要素)剛性マトリクスの作成
これから具体的に部材の剛性マトリクスを作っていくが、事前に以下の様な表を作成しておくと便利である。
部材 | θ(°) | cosθ | sinθ | cos2θ | sin2θ | cosθsinθ |
---|---|---|---|---|---|---|
1-2 | 257.32 | -0.21951 | -0.97561 | 0.04818 | 0.95182 | 0.21415 |
1-3 | -77.32 | 0.21951 | -0.97561 | 0.04818 | 0.95182 | -0.21415 |
先ほど述べたトラス材の材端力と材端変位の関係の一般式を再掲する。
c=cosθ、s=sinθ
部材1-2の剛性マトリクスは以下の様になる。何の事はない、単純に上の表のsinθ、cosθ等の値を代入するだけである。(i=1, j=2)
同様にして、部材1-3の剛性マトリクスを作る。こちらも機械的にsinθ、cosθ等の値を代入するだけである。(i=1, j=3)