鉄塔設計関連

鉄塔設計関連 2017.04.19

有限要素法(マトリクス法)による送電鉄塔の応力解析(その1)

6. 材端変位の計算

u1、v1を求めるためには少々工夫が必要になる。
まずは、材端力と材端変位の関係を以下の様にブロック行列にする。

このブロック行列からu1、v1に関連する部分を抜き出すと以下の式になる。

行列の掛け算を計算すると、

材端変位が0の部分は消去されて最終的には以下の式になる。

この式を変形すると、

外力として節点1のX方向に1.00を作用させる(Y方向は0)ので、X1=1.00、Y1=0を代入すると

 より

つまり、節点1の変位は

となる。

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