有限要素法(マトリクス法)による送電鉄塔の応力解析(その1)
6. 材端変位の計算
u1、v1を求めるためには少々工夫が必要になる。
まずは、材端力と材端変位の関係を以下の様にブロック行列にする。
このブロック行列からu1、v1に関連する部分を抜き出すと以下の式になる。
行列の掛け算を計算すると、
材端変位が0の部分は消去されて最終的には以下の式になる。
この式を変形すると、
外力として節点1のX方向に1.00を作用させる(Y方向は0)ので、X1=1.00、Y1=0を代入すると
より
つまり、節点1の変位は
となる。