昔からお酒がかなり好きだったが、最近あまり飲みたいと思わなくなってきた。
毎晩の晩酌も、惰性で続けているような気がする。
冷静に振り返ってみると、お酒を飲んで得したことはあまり無いように思う。
酔った上での話で得るものは少なく、飲酒の費用対効果はとても低い。
完全にお酒を止める必要はないと思うが、週に何度も飲む必要性も感じない。
酒に酔っている時間は人生の無駄だとも思う。
全く無駄が無いのも味気ないが、できれば無駄は最小限に留めるようにしたい。
明石から仙台に引っ越してきて感じる大きな違いは「通勤が楽」だということ。
私は一般の会社員と較べてかなり出勤時間が早いほうだと思うが、それでもJR神戸線の西明石から甲子園口までの通勤時に座れることは稀であった。
今は仙台から名取まで通勤しているが、仙台駅が始発ということも有り100%座席に座ることが出来る。
私は通勤時間を読書にあてるようにしているが、明石に住んでいた時は電車がかなり混雑している場合もあり、そんな時は読書ができなかった。
しかし今は電車内が空いているので毎日確実に読書の時間を確保出来る。
更に、必ず座れるのでペンを取り出して線を引いたり、メモ書きをしながら読書をすることも可能だ。
約15分と短い時間では有るが、この時間を活用して自分自身の能力向上に役立てたい。
最近、実務(設計業務)が忙しい。
こうなってくると、緊急度の高い仕事のみに時間を奪われ、自分でもそれを良しとしてしまいがちだ。
しかし、そんな時でも「緊急ではないが重要なこと」に費やす時間を少しでも確保したい。
“時間を確保出来ない理由”などいくらでも考えつく。
しかし、そんな理由を受け入れて、緊急な仕事をただこなすだけの自分の行動を正当化したくはない。
構造力学、材料力学の基本をひと通り学んだ後、更に理解を深めるのに役立つ書籍を紹介する。
まずは鉄骨構造 基礎知識
この書籍は「鋼構造設計規準―許容応力度設計法」の内容に準拠し、その計算式の根拠や考え方等がとてもわかり易く解説されている。
この本を読むときに重要なのは、掲載されている計算問題を実際に手を動かして解いてみることだ。それをしっかり実行すれば、一般的な鋼構造の強度計算に必要な力が身につくし、その背景にある考え方に対しても理解が深まる。
次に紹介するのはもう一度学ぶ構造力学である。
本書の目次は以下のようになっている。
第1章 知っているようで知らない「応力」
第2章 これだけは知っておきたい「曲げ変形」
第3章 意外と知らない「剪断変形」
第4章 ほとんど知らない「捩れ変形」
第5章 結局よく分からない「座屈」
第6章 思ったよりも奥が深い「仮想仕事」
第7章 知っておいて損はない「応力計算」
鋼構造の強度計算に関連した仕事をしている人ならば、興味がそそられる目次であろう。
実際に読んでみると非常に内容が濃く、「そういうことだったのか」といった発見が数多くあった。読みこなすには大学初級程度の数学の知識が必要だが、得られるものが大変多い一冊だ。
今回紹介した2冊は常に手元に置き、時々内容を再確認することで自分自身の知識の整理に役立てたいと思う。
質問方法には大きく分けてオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの2種類がある。
仕事をする上での質問はオープンクエスチョンよりもクローズドクエスチョンが望ましい。
つまり、「とうしたらいいですか?」ではなく「こういった理由でAにしようと思いますが良いでしょうか?」という様に、相手が「Yes」か「No」で答えられるような質問にすべきである。
クローズドクエスチョンをするためには自分なりの仮説を持つ必要が有る。
質問事項に対して常に自分なりの仮説を持つことは、実際にやろうとするとエネルギーが必要であり大変だ。
質問をオープンクエスチョンにして相手に考えてもらい、自分は楽をしようという誘惑に駆られることもある。
しかし、大変でも歯を食いしばってクローズドクエスチョンを継続することで仮説思考が習慣となり、それが自分自身の実力アップにつながる。
仕事の「真の実力」はそう簡単には身に付かない。
「真の実力」を得るためには自分自身の「理想の姿」を明確にした上で、それに近づくための努力を地道に継続するしか方法はない。
ブログを開始して一ヶ月が経過した。
大体週に一回の更新だが、これが意外と大変だ。
記事の内容は就寝前や朝に布団の中で考える事が多い。思い付いたことはドンドン下書きとしてストックしている。
出来れば週に2回位は更新したいが、まずは続けることが大切だと思う。
無理の無いペースで継続したい。
私の座右の書の一つが「7つの習慣」だ。(かなりベタではあるが…)
知っている人も多いと思うが、7つの習慣とは以下の事である。
第1の習慣:主体性を発揮する
第2の習慣:目的を持って始める
第3の習慣:重要事項を優先する
第4の習慣:Win-Winを考える
第5の習慣:理解してから理解される
第6の習慣:相乗効果を発揮する
第7の習慣:刃を砥ぐ
初めて読んだ時は30代前半で、その時は目から鱗が何枚も落ちた。
この本から学べることは沢山あるが、個人的には以下の5つを心がけている。
・信頼残高
・インサイドアウト
・影響の輪と関心の和
・刺激と反応の隙間
・重要度と緊急度の軸で分けた時間管理
まだまだ出来ていない事も多く、年に数回読み返しては自分自身のダメさを認識して反省する。
どこでも読めるように紙の本とKindle版、そして目先を変えて理解を深めようとマンガ版も何冊か所有している。
この本は仕事にも、人生にも、子育てにも役立つ、とても良い本だと思う。
今後、スタークスの一員となる人の必読書の1冊にしようと考えている。
今月の日経の私の履歴書は元日立製作所社長の川村隆さんであるが、先日とても考えさせられる文章があった。
少し長いが以下に引用する。
当時のように会社の体力が落ちて来ている時には、本来は状況を分析し、戦略を立て、議論を深め、社内外に説明をし、その上で改革を断固実行すべきなのだ。それなのに日々の膨大な仕事量に流されることを良しとしてしまった。自覚は無かったが、一種の逃避をしながら、懸命に働いている形を作っていた、と言われても仕方がない。忙しく髪を振り乱して働いている人間が本来の仕事をしているとは限らないことが分かった4年間だった。
これ程の人でも「一種の逃避をしながら、懸命に働いている形を作っていた」という事をしてしまうのかと少し驚いた。スタークスは小さい会社であり、経営者であっても自ら設計書の作成をしなければならない事も多い。設計書の作成をしていれば仕事をしている様には見えるし、慣れた業務をするのは楽である。しかし、それが本来の仕事なのかは自分自身でよく考える必要がある。会社の成長を求めるのであれば、経営者が最も時間を費やすべき仕事は「機会の追求」であり「現状の維持」ではないはずだ。
以前読んだ本にこんなことが書かれていた。
「ダメな会社は社長が部長の仕事をし、部長が課長の仕事をし、課長が平社員の仕事をし、平社員は会社の将来を嘆いている。」
本来の仕事とはなにか?
なぜ本来の仕事が出来ないのか?
どうすれば本来の仕事が出来るようになるのか?
私を含めたスタークスの全従業員が本来の仕事に能力を注げるよう、まずは業務プロセスの改革に着手する。